「最近、白髪が増えてきたかも…」「染めてるけど前より気になるのが早くなってるかも」などなど白髪ってなぜ生えてくるのか気になったことはないですか??
白髪が生えてくる原因を美容師歴17年の僕が説明しますね!。
頼むわ!
白髪って簡単にいえばメラニン色素がなくなった髪の毛なんですよ。
ずいぶんざっくりだわね!
これからもっときちんと説明していきますよ。任せてください!。
1.髪の構造
まず髪の構造から説明させて頂きますね。
①がキューティクルと呼ばれているところです。
透明のうろこ状のものが3~10枚程重なって内部を守る役目をしています。
②がコルテックスと呼ばれているところです。
髪の85~90%を占めているとても大切な部分です。繊維状のたんぱく質が集まり束になっています。この中に「メラニン色素」というものがあります。
この「メラニン色素」が今回大事なところです。
③がメデュラと呼ばれているところです。
髪の中心部分にあり柔らかいたんぱく質でできています。実はまだあまり働きが解明されてないみたいです。人によってはあったりなかったりみたいです。
なんかキューティクルしか聞いたことないわ。
髪の毛はこの3層構造になっており美容師の中ではよく海苔巻きに例えられることが多いです。
どういうこと?
海苔巻きでいうと海苔がキューティクルでご飯がコルテックスで具材がメデュラというように例えられることが多いんです!
なるほどね!
よく髪が傷むって聞くと思うんですけど大体キューティクルが剥がれたりしてくるんですね。そうすると中のコルテックスが外に流出しちゃうんですね。そうなると手触りがわるくなったりとかパサついたりとかしちゃうんです。
海苔巻きだと海苔がはがれたら中のご飯とかがばらけちゃいますよね!そんな感じと似てるんです。
ふむふむ。
ちょっと脱線してしまいましたがもどります。
この髪の中のコルテックスの中に「メラニン色素」があると話しましたがこの量によって髪の色が決まります。
例えば黒髪の場合はメラニン色素が多いのですが白髪の場合はメラニン色素がほとんど含まれていません。
そして大事なのがなぜこのメラニン色素が無くなってしまうかですね!
2.メラニン色素の作られ方
髪は髪の根元にある①の毛乳頭というところでつくられています。この毛乳頭の周りに毛母細胞が周囲の血管から髪の生産に必要なアミノ酸などを吸収し、細胞分裂を繰り返して髪が作られていくのですがその周りに②の色素細胞というところがありここで「メラニン色素」ができています。
色素細胞がメラニン色素をつくるにはチロシナーゼという酵素が必要となります。
このチロシナーゼがなんらかの要因で減少するとメラニン色素がなくなっていきます。
そしてその無くなっていった状態が『白髪』なんです!!
ちょっと難しくなってしまいましたが大丈夫ですか?
ホントややこしいよ!簡単に言って!
簡単にいえば最初に言った通り何らかの要因でメラニン色素がなくなったら白髪になるということですね。
3.なぜ白髪が増えてしまうのか?
ここからはなぜ白髪が増えてしまうのかを解説していきます。
白髪になるといわれている本当の原因とは。。。
1.色素を作り出す細胞である色素細胞がなくなった。
2.更に色素細胞の中のメラノソームという器官がなくなった。
3.メラノソームの中で色素が栄養不足の為作られなくなった。
4.色素は正常につくられたが毛母細胞にうまく運べなかった。
なお最近の研究で17型コラーゲンというものがなくなってしまうと白髪や薄毛になることが発見されました。ただ現段階では人工的にはとれないのでまだまだこの成果は後々ということですね。
ここは難しいからあまり見なくてもいいです。マニア向けです。
この上記4つの要因は絶対にこれが原因っていうのがまだ解明されていないみたいです。
その中でも原因として考えられているのが
1.加齢によるもの
2.遺伝によるもの
3.食生活によるもの
4.ストレスによるもの
5.血行不良によるもの
6.睡眠不足によるもの
7.紫外線によるもの
8.外部刺激によるもの
これ以外にもあるかもしれませんしこれらが複合して原因になっていると考えられます。
個人的な見解も入ってます。
じゃあどうすればいいの?ってなりますよね。
改善方法も個人差はありますがあるんです。
4.白髪改善方法
1.食生活(栄養)
もちろんバランスよくとるというのは前提です。よく海藻が効くとかゴマがいいとか聞きますがそれよりももっと効果的なものがあります!
1.チロシン
チロシンはあまり聞きなれない栄養素だと思いますがこれはメラニン色素の原料といわれている栄養素です。前述したチロシナーゼと名前似てませんか?チロシナーゼは酵素の名前チロシンは栄養素の名前です。
チロシンはチーズ、ナッツ類、大豆類、玄米、白米、鯵などがあります。
2.銅
銅はチロシナーゼを活性するために必要な栄養素です。銅がないと正常にチロシナーゼは機能してくれません。色素細胞はチロシンをチロシナーゼという酵素を使って酸化させて黒いメラニン色素に変えていきます。
銅は甲殻類、イカ、タコ、ココアなどに多く含まれます。
特に上記2点が白髪改善には有効です。
食べ物で苦手なものがある場合は
サプリなどでもいいと思いますよ。
2.睡眠と運動
質の良い睡眠は老化対策として有効です。3つのホルモン(成長ホルモン、甲状腺ホルモン、女性ホルモン)が関係してきますが特に成長ホルモンは体内のたんぱく質の合成を促す為重要です。
良質の睡眠をとるために
1.遅くとも24時前には就寝する。
2.できれば午後から夕方にかけて軽い運動習慣をもつ
3.寝る前は脳を興奮状態にしないようにスマホやカフェインの摂取を控える
全身の細胞が活動するためには酸素と栄養が大事なのですがこれらは血流によって運ばれます。血流の低下を防ぐために適度な運動が大事です。
全身にまんべんなく血液が運ばれるようにするためには
日常生活に歩くことを増やすことです。いきなり1日1時間歩こうとかでなく階段をつかおうとか近所の買い物は歩きでいこうとかちょっと頑張って掃除しようとか日常生活の中で意識付けすると続けやすいです。
このくらいだったらできそうかな!
無理をしないで長ーく続けられるようにするのがいいですよ!
3.活性酸素対策
活性酸素って聞いたことありますか?
活性酸素とは人間が酸素をつかって代謝を行ううえで必ず発生するものです。活性酸素自体が悪ではなく活性酸素は体の中に入ったウイルスや細菌、カビなどを除去する作用があるので絶対になくてはならないものです。
しかしウイルスなどを除去するぐらい毒性が強いのも事実です。
必要以上に増えすぎてしまうと人間の体の健康的な細胞まで攻撃してしまうんです。
よくたとえであるのがりんごを切って時間がたつと変色していきますよね?あれは酸素と細胞がくっつくことで【酸化】してさびている状態なんです。この酸化を引き起こすものが活性酸素なんです。
活性酸素も種類というか段階がありまして毒性の強さが違うんです。
日常生活において活性酸素が影響していることは
1.紫外線
2.タバコ
3.アルコール
4.脂肪分がおおいものをよく口にする
5.ストレス
6.ヘアカラー、パーマ
これらを極力なくしていくことが大事です。
ヘアカラーもダメなの!?
これじゃあカラーやらない方がいいの??
そんなん耐えられないよ。
普通のカラーだったら良くないですね。
でもHALEの白髪抑制カラーなら大丈夫ですよ。
じゃあカラーは白髪抑制カラーだね!。
ヘアカラーというものは過酸化水素というものが必要なのですがこれ自身が活性酸素の一つなのですがヘアカラーすると大量に発生させている状態なんです。
これはシャンプーしたくらいじゃとれません。そしてホームカラーはもっとやばいです。。これらについては別記事にて書きます。
サロンによって活性酸素対策しているかはわかりませんが少なくともHALEでは対策ばっちりです。
それなら安心だわね!。
この活性酸素が過度にできてしまうと『老化』の原因になってしまうんです。
対策としましては上記の影響していることを極力へらしつつ抗酸化物質をうまくつかい除去していくことです。
これについても別記事にて詳しく書きますね。
活性酸素については外部からと内部からのアプローチしていきます。
外部ケアと内部ケアとは
外部からとは主にサロンでのケアと顔や頭皮などにつかう美容液系などがあります。
内部からとはサプリや食べ物からということでケアしていきます。
いわゆる抗酸化物質なるものを使います。
抗酸化作用のある成分は代表的なものはビタミンC、E、ポリフェノール、コエンザイムQなどが特に有名ですね。他にもたくさんあります!
これらを積極的にとっていきましょう。
まとめ
現時点での白髪対策をお伝えしてきましたが
これだけでは完璧ではないです。
白髪になってしまう原因はさきほどお伝えした4つのことなのですが今回の対策はその中の一つを解消するものになります。ですので絶対改善するものではなくその方の白髪になってしまう原因と改善方法がマッチしたときに白髪が改善します。ですので個人差はありますことをご了承ください。
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