ヘアカラーの仕組み
まずヘアカラーの仕組みなんですがヘアカラーは通常1剤と2剤に分かれています。
この1剤はアルカリ剤と染料が入っています。
2剤には過酸化水素(オキシドールみたいなもの)というものが入っています。
この二つを混ぜ合わせて髪に塗布していきます。
そうするとアルカリ剤というものが髪の毛を膨潤させ(キューティクルをあける)染料と過酸化水素を髪の中へ浸透させます。
そして髪の中にあるメラニン色素を脱色させていき染料を酸化させて発色(染色)していきます。
これがヘアカラーの仕組みです。
白髪染めとの違いとは
基本、普通のカラーと白髪染めは一緒です。
簡単に言えば白髪が染まるか染まらないかなんですが。
ただメーカー等によっても多少違いはありますがそれを紹介します。
1.アルカリの強さ
これは白髪って結構ピンピンしててやけに元気だなって思ったことありませんか?
この元気なゆえに染まりづらくなってしまっているんです。
カラー剤自体の浸透を良くするために白髪染めはアルカリを強くしていることが多いです。
ですのでアルカリを強くするほどキューティクルを開けてくれるので染まりが良くなるんです。
ただ髪の毛は通常弱酸性なのでアルカリに片寄りすぎると傷みの原因になります。
ですので美容室のカラーでは根元の新しいところはこの強いのでしっかり染めて毛先など一度染めたところなどは弱アルカリ性の薬剤や弱酸性系のカラー剤で対応することがほとんどです。
またこのアルカリというものは毛髪内部に残留しやすいんです。これが残留すると日々のダメージの原因になります。
HALEのカラーはこの残留アルカリを出来る限り除去しています。
2.染料の濃さ
もう一つ違うのが染料の濃さになります。
白髪染めの方が濃いです。
黒や濃い茶色の色素が多いです。
これは単純に白いものに色をつけるには濃くしないと薄い色にしかならないですよね?
ですから普通のカラーでも多少は白髪も染まるんです。
ただ染料が薄いのであまり染まらないんです。
またカラー剤は脱色と染色のバランスがあるんですが明るくする(脱色作用が強め)と染料が薄くなるんです。
なので明るい白髪染めって白髪が染まりにくいんです。
逆に暗くしてしまうと中の染料が取り除けなくて次の時に明るくしづらいという点もあります。
白髪染めと普通のカラー違いまとめ
基本的な仕組みはどちらも同じです。
白髪染めはアルカリがより強く、染料が濃いです。
普通のカラーは脱色力が白髪染めよりも強いことが多く、基本的にはブラウン味が薄く色々な色があります。
白髪染めはブラウン味が濃いため鮮やかな色などは苦手です。
髪へのダメージという点ですがもちろん色の種類によっても変わりますが基本的には白髪染めの方が強いと思います。ただ明るめのヘアカラーになればなるほど脱色作用が強めなのでダメージは増えます。
ですのでケースバイケースにはなりますので一概にどちらかとは決めづらいです。
なので状況次第でどちらを選ぶという感じになります。
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